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Vol.19医学部誘致なら医師不足に…という医師会の理屈【ユウより】
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医学部誘致を公約とする茨城県の橋本知事が早稲田大学(鎌田薫総長)に新設医学部の誘致を打診したことについて、県医師会(斎藤浩会長)は21日、水戸市の県メディカルセンターで記者会見を開き、教員確保で全国の医師不足に拍車をかけるなどとして、医学部の新設・誘致は不適当と批判した。

 斎藤会長は18日に知事に会い、「おやめなさい」と進言したことも明らかにした。

 医学部の新設・誘致に反対する理由として、県医師会は「教員確保のために医師を集めれば全国の医師不足に拍車をかける」「既存医学部で入学定員の増加を図っている」「中小医療施設や有床診療所などの経営に影響する」「医学生は卒業後に出身地へ戻る可能性もあり県の医師不足解消にならない」の四つを挙げた。

 県医師会によると、医学部の入学定員は、1981~84年度に年8280人だったが、その後の抑制政策で2003~07年度は年7625人に減少した。04年度に始まった臨床研修制度で大学に医師が残らず、都市部の医療機関などに流れたことで地方の医療機関への医師配置システムが崩壊し、各地で医師不足が顕在化した。

 県内の医師数(2008年)は人口10万人当たり162・1人で、埼玉県に次いでワースト2位。二次医療圏別では、筑波大のあるつくば医療圏の同342・3人に対し、県北の常陸太田・ひたちなか医療圏は同90・9人と3分の1にも満たず、偏在も問題になっている。医師確保を県の喫緊の課題とする橋本知事は、09年8月の知事選で医学部誘致を公約とした。

 一方、国は08年度から医学部の入学定員の増員や、地域枠などを設ける医師確保策を講じており、県医師会の小松満副会長は「ハコモノを造れば壊すことはできない。融通性のある既存のシステムを維持すべき」と述べた。また、少子高齢化や人口減少の影響にも触れ、斎藤会長は医学部を新設すれば医師過剰になる恐れもあるとし、「大きな禍根を残す」と批判した。

 早大誘致を巡っては、橋本知事が6月下旬、鎌田総長に宛てて、医学部新設の際の県内立地を求める文書を提出。中央病院、こころの医療センター、リハビリテーションセンターなど県立の医療施設が近接する笠間市の県畜産試験場跡地(約35ヘクタール)をキャンパス候補地に挙げ、教育、研究に各施設を活用してほしいとの協力姿勢を示している。

(2011年9月22日 読売新聞)

管理人・参加医学生のコメント

茨城県への医学部誘致を巡って、県と医師会が対立している。
県は医学部新設によって茨城の医師不足改善を目指しているが、
医師会は逆に全国の医師不足に拍車をかけるとして反対している。

医師不足が深刻な問題として報道されるようになってから
医学部定員増加や地域枠導入などの取り組みがされてきましたが、
みなさんは医学部新設についてどのように考えますか。

医学部新設に賛成:私もそう思う
医学部新設に反対:私はそう思わない

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[管理人]■私はそう思わない2011-09-27 19:41:05
現在既に医学部の定員が増えており、これに対しても個人的には あまり賛成ではありません。定員の増員は医師の質の低下を招く一因になりかねないし、現在医師不足が顕著なのは地方であって、都市部では極端に足りない事態は起きていないはずです。地方で働く医師に対する待遇の改善を図るなど、医師を増やすことに焦点をあてるのではなく、医師の配置の問題に政府や行政でもっと目を向けてほしいと思います。

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